子宮内膜症の体験談一覧


 【case1】総合病院での定期健診では、異常なしと言われたのに…
 【case2】子宮内膜症って、完治する病気じゃないんだ…
 【case3】生理の時、おしりの穴の奥が痛い…
 【case4】まさか自分が、子宮内膜症??
 【case5】生理3日目に塊の様な物が出る…
 【case6】生理や、性交時の痛みは、当たり前と思ってました…
 【case7】彼との性交中に出血。それで井本産婦人科に…
 【case8】私は看護師です。まさか自分が子宮内膜症だとは…
 【case9】クラミジアだと診断されて治療したけど、実は…
 【case10】痛みを我慢する日々。でも今はすごく楽に…


CASE1(T.Kさんの場合)


私が子宮内膜症という名前を知ったのは、井本医院さんの待合室にあった張り紙でした。ちょうど14年前、長男を妊娠した時でした。そして、子宮筋腫があるといわれました。この時は筋腫のことでいっぱいで、内膜症のことは忘れ去っていました。

私の生理の症状は、2日目が腹痛と量が多く、血のかたまりがでます。4日目からは量は少なくなりますが、一週間は続きます。 しかし、去年の7月頃から生理の出血量が多くなるようになり、11月に生理4、5日前から下腹部の激痛、吐き気、冷汗で、30分くらい痛くて転げまわっていました。夫も、2人の子供も心配そうに声をかけてくれました。 内膜症が分かる前は、2回婦人科検診をうけました。仕事先での定期検診です。ある総合病院)では、異常なしといわれ、安心していました。

現在、井本先生に診てもらってから、8ヶ月がすぎました。薬のおかげで、生理の痛みはほとんどなくなりました。夫との性交もほとんど痛みは感じません。身体が正常になるまで根気がいりますが、井本先生に「いいですよ」と言われるまで、よろしくおねがいします。

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【解説】オレンジ大の子宮筋腫を持ちながら、昭和60年、平成2年と2回当院で分娩された方。その後、他の総合病院で異常無しと言われて安心していたが、平成9年、月経時かがみ込むほど下腹痛がひどいとのことで、来院。筋腫は小さく(2センチ)なっていたが、子宮内膜症、子宮腺筋症を認め、ダイナゾ―ル使用後、漢方薬で症状軽快中。

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CASE2(K.Mさんの場合・33歳)


右下腹が、ズ―ンという感じで、気になる痛みがたまにあったので、最初内科を受診した。異常無し。 職場の方に年齢的にも、婦人科でもみてもらったら・・・とアドバイスされ、某婦人科に行った。そしたら、卵巣に少し異常がみられるようなのでと、医薬大を紹介していただき受診。でも、生理の周期の関係でしょうと言われ、ひとまず安心。

しかし、1年くらいたってから、再び下腹の痛みがなんとなく気になり、当院を受診。「子宮内膜症」と診断され、病気について説明を受け、薬を飲みは始めた。

薬を飲み始めると、気になる痛みは消えたので、大丈夫だろうと薬がなくなっても1ヶ月以上検診に行かなかった。そこで、注意を受け、改めて
@痛くないから治ったという病気ではないこと。
Aきちんと薬を飲み続け、閉経までは付き合っていかなければならない病気であること。
を、再認識した。目には見えない患部、完治しない病気で困った。

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【解説】CASE1に比べて、症状は軽いが他医で下腹痛を訴えても異常無しとされ、子宮内膜症と判断されていない。本人も書いているように、ダイナゾ―ル服用後、漢方薬を服用し以前のような、下腹部違和感は消失している。

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CASE3(R.Yさんの場合・27歳)


1番最初に痛みをかんじたのは20か21歳頃だと思う。その頃はお腹が痛いというよりも、おしりの穴の奥に突き上げる痛みがあって、そっちの方がつらかった。それでもその痛みは忘れた頃にやってくる位(6〜8ヶ月だと思う)だったので、あまり気にも止めていなかった。

歳をとるごとに痛みが来る感覚が近くなって、25歳位の時は毎月一回1日だけ痛かっただけなのに、ここ1年ちょっとで毎月痛いのが何日も、生理が終わって5〜7日くらいから始まるようになった。鎮痛薬を飲まないと、とても我慢できるような痛みではなく、毎日辛く、憂鬱。札幌にいる頃、病院に行ったりもして、子宮内膜症と言われたことがあったけど、これといってきちんと説明してもらっていたわけでもなくて、その頃はそんなに大した病気ではないと自分でも思っていた。

生理の時もここ数ヶ月前から左下腹部が痛くて、おしりの穴の奥も痛くて、左脇腹から背中というか、腰というか、全体的に痛い。一度卵管が腫れたこと(炎症)があったので、その関係もあるのかな?と自分で勝手に考えたりもしていた。左下腹部がはっているような感じで、痛いときは必ずおしりの方も痛い。性交の時は中のどこかにあたった時は痛いけどそれ以外は痛みを感じることはない。多分一番奥に当った時が痛いんだと思う。これも若いころからあった。ごくまれに、出血することもあって、びらんになっているといわれたこともある。

これは去年の3月くらい、おしりが痛いのは子宮後屈で腸を圧迫しているからと、言われたことがある。左にひっぱられて、後ろに行ってしまっているとのことだ。毎月、下腹部とおしりが痛い時は便秘になってしまい、無理して出したりすると、下血もある。その下血は普通に出した時でさえもでたりして、3,4日続いたりする。そして排便時に痛い。

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【解説】札幌での体験が書かれている。
@排便痛、肛門痛があり、本人の訴えを聞くだけで、定型的な子宮内膜症と考えられるが、4〜5ヶ所産婦人科を受診するも、1ヶ所でのみ、子宮内膜症と診断されただけで、そこでは詳しい説明はなかったとのこと。富山でも、他院で月経痛とのことで鎮静剤を処方されただけだという。
挙児希望があったので、通水法で卵管の通過性を確認し、BBTで排卵のあることを確認した上で、早く赤ちゃんが欲しいとのことなので、副作用のない代替医療(酵素療法)により、2ヶ月で妊娠(当院で)し、3032gの女児出産。(北海道里帰り分娩)

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CASE4(M.Hさんの場合・25歳)


私は25歳の会社員です。先日、月経でもないのに下腹部に生理の時のような腹痛と腰痛が起こり、仕事にもさしつかえたので、診察をうけました。診察の結果、私は子宮内膜症とのことでした。わたしは少し驚きました。この病気は以前より知っていましたが、まさか自分が、、、とは思ってもいなかったからです。驚いた理由はいくつかあります。

まず、1つ目は自分が知っている限りで、子宮内膜症の方は生理の時出血の量が増え、日数も長くなると思っていました。私は量もひどくありませんでしたし、日数もちょうど1週間くらいでした。しかし、4,5年前に比べて、量も少々増え、以前は2日目と3日目がすぎると、微量であったのに対し、4日目も多少増えていました。(しかし、これが絶対とは言えません。)子宮内膜症に対し、自分の認識不足であったと思います。

生理痛に関しては、16〜20歳頃(特に17歳)腹痛がひどかったのですが、ここ2〜3年程前より腰痛が気になりだしました。仕事や車にのるせいだとばかり思っていたのが、そうでないかもしれないとわかり、診察を受けてよかったと思います。ちなみに仕事はCADと言うコンピューターで図面を描く仕事をしています。ですからずっとデスクワークで、ディスプレイにかじりついています。おまけに車はスポーツカーが好きで、乗り心地は決してよくありません。私のように、腰痛は仕事のせいだと決めつけている人は他にもいるにではないでしょうか?

続いて、2つ目の理由として、実はわたしは2年前に卵巣出血という病気で手術しています。卵巣出血になったひとだけが子宮内膜症になるとかそういうことを思ってもらっては困るのですが、卵巣出血はそう沢山のひとがなるものではありません。子宮内膜症とは全然違うタイプの病気なのです。その卵巣出血で手術したが故に私はずっと婦人科に定期的に通院していました。

今回の診察をうけたところとは違うところですが、定期的に診察を受けて、大丈夫だといわれていたのに。これには本当に驚いてしまいました。私は大丈夫だと診察を受けていましたが、少々自分は、欠陥があると思っていました。どうしてかというと、卵巣出血の手術の後生理もちゃんと来て、普通に生活できるようになってからですが、性交痛があるようになりました。これは毎回というわけではありませんが、特定の箇所にあたるととても痛く、腰退かせてしまう程でした。それも段々と痛みが増してきたのです。私は原因もわからずただ2年前の後遺症で仕方ないと思っていたのです。

他に先輩の女性に、小柄な人は子宮を痛めやすいのだとか、相性が悪いと、そういう痛みがあったりするので注意した方がいい。とか言われていたので、なおさら仕方ない痛みなのだ。と思っていました。今、考えて見ると、その方々も子宮内膜症であったのではないかと思います。私はただ原因もわからず、仕方ないと思っていた自分がいけないとおもいました。今回の診察により、自分が卵巣出血により、欠陥を持っているにではないことが明らかになりよかったとおもっています。変に自分が欠陥を持っていると思いこんでいたので、相手に痛いと訴えることもできませんでした。ただ、腰をひいて痛いところにあたらないように努力していました。

しかし、原因が分かった今は、しっかり理由を話して治療をし、互いによくなるようにしようとおもいます。 今回の診察を受けて、私は自分の認識不足であったことがはっきりとわかりました。今まで、私は子宮内膜症というのは、子供が出きると治ると思っていたのですが、それも誤解でした。妊娠している間は一時的に症状がおさまるだけで、出産してしまって生理が再び戻れば、また同様に進行していくということがわかりました。ですから、子育てに一生懸命の中高年の方々にも沢山いらっしゃるはずです。それが更年期まで続くのですから大変でしょう。悪化すれば手術も必要になるというのですから、腰痛や下腹部痛などのある方は早めに診察を受けられた方がよいとおもいます。生理時の痛みは女性にしかわからない痛みです。それが生理でないときにも生じるとなると、日常生活も暗くなりがちになってしまうでしょう。以外に、病気を意識していない方が多いようですが、しっかり診察を受けて、本当に健康になるように心がけて欲しいとおもいます。

(その後・・・)

私は先日、子宮内膜症の診察を受けました。最初は思いがけない病気に大変びっくりしましたが、ここ近年、ひどくなっている腰痛の原因であるかもしれないとの事だったので、とりあえず治療してみようと思いました。

最初"ダイナゾール"というカプセルの錠剤を服用しました。1日の通常の摂取量の半分の量を朝と晩にわけて1ヶ月続けました。1週間した頃からなんだか肩が重いと感じましたが、最初に副作用が多少あるということを聞いていたため、あまり気にせず、服用を続けました。更に1週間程した頃、初めて、もしかしたら肩こり?かなぁと思い始め、その頃は吹き出物も多少おでこのまわりにポツポツとみられました。わたしは肩こりになったことがなかった為、肩こりの凄さを実感しました。仕事上、肩こりだと大変都合が悪くとりあえず、1ヶ月の服用を終えて、先生に相談しました。

その時、内診を受けたのですが、驚いたことに以前と比べると全然痛くなかったんです。私は、以前から内診は嫌でした。医者に行くたび、内診がありませんようにと。いつものように思っていました。が、今回のようにいたくなかったのはびっくりしました。反対にこんなに痛くないのなら定期的に内診してもらおうかなと思った程でした。

といったように、私は自分の症状がよくなったことが嬉しくてもう少し続ければ本当に治るんだと思い、肩こりも多少ならば我慢しようと重いました。ですが、私が思うより顔の吹き出物も肩こりもこれ以上、今の薬は刺激が強くよくないと言われ、漢方薬にかえることになりました。私は普段薬が苦手で、服用しない為なおさら、強くあたってしまったのか、体質にあわなかったのか、これは個人差がある為どうにもなりません。やはり、こういう事は専門家の指示を素直に受け入れた方がいいので、漢方薬を1ヶ月飲んでみることにしました。

1ヶ月の間、漢方薬を服用し、薬がなくなろうという時、2ヶ月弱振りの生理が来ました。以前は冬のように寒い時期がひどくてたまらなかったのですが、今回は、少し体がむくんで重いなあという感じしかせず、生理の時は憂鬱な気持ちが少し軽くなった気がしました。冬の時期、生理になると、いつもポッカイロをお腹にいれ、冷えないようにと大変でしたが、今回くらいならば、そんな気遣いは無用でした。薬はあまりすきではないのですが、腰痛に比べれば、嫌ではないので、これからも頑張って続けていこうとおもいます。

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【解説】2年前、前医(総合病院・産婦人科)で、卵巣出血のため開腹手術を受けており、その後その病院へ、定期的に受診している方なので、当院で子宮内膜症と診断すると、はじめはビックリされていた。しかし、下腹痛、腰痛、性交痛が手術後、ひどくなっていることや、開腹して病巣が見えなくても、子宮内膜症である場合があることを十分説明して、薬物療法をすることにした。ダイナゾール服用1ヶ月後に、ニキビ(発疹)ができて、服用中止したが、たった1ヶ月の服用でも前記にあるように痛みが軽減していることがおわかりになるだろうと思う。

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CASE5(N.Nさんの場合・37歳)


生理について・・・出血が7日〜8日間続く。3日目に塊の様な物が出てくることが多い。生理の終わり頃、茶色の出血が続く中で思い出した様に鮮血が出血すること3年位前から増えてきた。30歳を過ぎてから、前回の月経との日数の間隔が近くなった。(少しずつ近くなり今は、7日〜10日ぐらい早くなった。)

生理痛・・・痛みが激しいのは20歳〜23歳がピーク。特に2日目は鎮痛剤を常用。飲んでも、手足が痺れ、寝こむこともあった。(その頃、よく女性雑誌などで、生理痛についての記事が載っていて、月経困難症という病気ではない、一種の症状であると書かれていて、自分でもそうであると思っていた。)その後、30歳代になるまで、ひどい痛みはあまり感じなくなり、樂であった記憶がある。30歳をすぎてから、生理痛の痛みの感じ方が変わった気がする。鎮痛剤を飲むほどではないが、2日目〜4日目ぐらいまで、ズラズラと下腹痛で痛むことが多い。

生理直前の痛み・・・生理の始まる2〜3日前から下腹部がジワジワと痛む。腰がダルイ、重い。

生理痛以外の痛み(1年位前からの事)・・・主に生理が始まる10日程前に下腹部を刺されるような痛みが1度だけある。子宮から、体の後方(お尻の方へ)向かって、激しい痛みが伝わっていく感じで、10〜20秒ぐらいの間だけであるが突然のことで、声が出せなくなる状態で、腹部を抱え込みたくなってしまう。

性交通・・・毎回ではないが、痛む時がある。性交時に、子宮あたりに鈍い痛みが残ることが時々ある。



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【解説】37歳の方で、いろいろな事情で妊娠中絶で来院された。子宮内膜症であることを説明し、治療を希望されたが、薬物療法の副作用を心配されるので、代替医療(酵素療法)を6ヶ月間試行し,症状の沈静化をみて、現在漢方薬服用により、症状は軽快中である。月経以外に突然10〜20秒という短い時間だけ下腹痛があり、あとは平気というのも、子宮内膜症にみられる特徴的な症状である。

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CASE6(O.Mさんの場合・39歳)


去年の12月に市のガン検診で、たまたま乳がん・子宮ガンの両方診てもらえる井本産婦人科医院を訪れたのですが、その時初めて子宮内膜症だといわれました。子宮内膜症?・・・新聞で最近増えてきているという記事を目にしたくらいで、その言葉は知っていてもどのような病気なのかしりませんでした。先生に症状を聞くと、全て自分に当てはまるので、他の病院で言われなかったのはなぜ?と、思うくらいです。

私の場合、二度出産しており、1人目は切迫流産しかけたのですが無事出産。二人目は問題なく出産できたので、子宮の方も大丈夫だと思い込んでいました。生理1・2日前にある下腹の鈍痛、乳房の張り、生理1日目の腰の痛みなどは、あって当たり前で、多少辛いけれど、生理のある知らせのようなもので、それがおかしいと思ったことはありませんでした。ただ、生理中に、チョコレート状の血の固まりが一度あるのが気になってはいましたが・・・・

その他、性交時に、たまたまどこかに触れると痛くてつい、腰を引いてしまうことがあり(いつもではなく、多分腫れのひどい時だと思うのだが)自分で後屈のせいで、どこか神経にさわるのかしら?・・・と勝手に思っていましたが、初めての受診で内診された時おさえられた箇所がすごく痛くて、そこが病巣部だと知り、変に納得したような気がしました。

半年、治療のため、ダイナゾールを飲み、生理前、中の痛みはほとんど気にならなくなり、性交時に痛みも感じられなくなりました。以前、出産後一年半振りに生理が戻ってきた時、辛くて1日中立っていられない様なことがありました。その時義母に「生理痛は妊娠したら治るというのにね・・・。」といわれ、今思えば内膜症があったから、生理痛があったのも当然だったのだなと思ったりしています。

痛みの為に受診したのではなく、まだ自覚症状のあまりないうちの早く治療でき、早く改善できてよかったと思っています。

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【解説】この方は軽度の内膜症と腺筋症を合併していると思われます。軽い月経痛と性交通、月経時の少量の血の固まりを生理的なものと思っておられたようですが、ダイナゾールを服用することによって症状の改善をみたわけですから、内膜症であったと考えられます。現在、漢方の維持療法をしていらっしゃいます。

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CASE7(N.Kさんの場合・29歳)


<治療を始めるきっかけ>H12年12月のある日、彼との性交中に出血!彼が新聞で、「当番医」を調べてくれて、それが、井本産婦人科でした。「出血が止まってからもう一度おいで」と言われて3日後に再診。問診・超音波・内診の結果、子宮筋腫と子宮内膜症と診断されました。

驚いたのは、診断名はさることながら、先生が問診で聞かれることが、日ごろの自分の症状に全て当てはまっていたことでした。生理痛(1日目、二日目は鎮痛剤を飲むことが多い、期間も7日間余り)・腰痛(排卵時や生理時、何とも言えない感じ)・性交痛(決まった場所が痛くて、泣きながらしたこともしばしば)・生理中の排便時痛(便通は良いほうで、便もゆるめなのに、出る時痛い)。

生理の時は「血」というよりも「血塊」が多くて・・・でも、みんなそうなのだろうと思っていました。問診して頂きながら、「昔はこんな症状一つもなかったのに、何時からだろう?そう言えば、友達に聞いた時そんなことないっていってたな〜、でも個人差あるし・・・。」などと思っていました。でも、出血するということはズバリ、異常なことなのだから、治療しなくては!

<治療開始> 早速その日から“イトレリンGn-Rh”の点鼻薬を開始しました。生理を止めて、子宮を休めて病巣の成長を抑えるため。これはすっかり更年期障害の人に似た症状にみまわれ、なかなか辛いものがありましたが、(途中で花粉症のため点鼻出来ず1ヶ月ほど中断しましたが)予定通り治療を続けました。その間の生理は、中断した月の一回のみ。内診での痛みの改善は歴然としていました。また、その間にMRIをとり、点鼻予定期間(6ヶ月)をめどに、この際筋腫を切除することにしました。

<手術したけど・・・> 先生の紹介で、他の総合病院で手術しました。井本先生の方から向こうの先生宛に「子宮筋腫と子宮内膜症です」という紹介状が入っていて、先生も「お腹を開けるのだから、子宮内膜症の部分もちょっと焼いてもらうといい」と言っておられたのですが、術後担医師から「子宮内膜症はありません。」と言われました。退院時の内診でも痛みはなく、あれだけ「子宮内膜症は治らない」と聞き、納得していたつもりでいましたが、「無かったよ」と、言われると「!!治ったの!?」と、とても嬉しくてすっかりその気になっていました。退院2週間後の検診でも痛みがなくて、退院の報告も兼ねて、その日の内に井本先生のもとを訪ねました。

<痛くなかったのに・・・> 「治った!」という喜びは井本先生の内診で一瞬のうちで消え去りました。ついさっき、手術を受けた総合病院の内診で痛くなかったのに、ほんの数十分後に撃沈です。「子宮内膜症は治らない」ということを、強く自覚させられた瞬間でした。と同時に、さっきしてもらった内診の場所は、筋腫の術後のフォローのみに的を絞ったものであったということを知りました。しかし「お腹を開いて、子宮内膜症が見えなかったとしても、子宮内膜症の可能性がある(井本産婦人科で診断を受けている)のだから、もっと広い目で内診してくれてもいいのに・・・」と、思いました。この日から、井本先生と所で漢方薬の処方が始まりました。この当時、生理中の排便時痛は全く無くなっていましたが、時々生理痛のため鎮痛剤を飲みました。また、内診の時の痛みは初診時よりは楽ですが、点鼻薬をしている頃よりは痛くなってきていました。

<ダイナゾール内服開始> H13年2月、症状を少し落ち着かせる為に、漢方薬に加えダイナゾールも内服することになりました。ダイナゾールは女性ホルモンを中和し、生理を止めて子宮を休ませる為。1日1回(100r)で、4ヶ月の予定で内服を開始。でも、生理は順調に来て、やっと4ヶ月目に止まりました。せっかくなのであと4ヶ月続けることにしました。生理痛・内診時痛は良くなったような感じです。

<今後> もう年齢からいって、結婚・出産を視野に入れた治療計画を立てていかなければいけないのでしょうが、全く予定が無いため井本先生を困らせてしまっています。もちろん私もですが・・・。でも「閉経まで治らない病気」なので、漢方薬の内服治療をベースに、症状を見ながら時々強い薬で子宮を休ませてあげる方法で、気長に付き合っていこうと思っています。・・・というか、それしかないと思っています。

<思うこと> この病気になってから、自分なりに色々調べてみました。子宮内膜症は近年増えているそうです。でもそれは、絶対数が増えたのか、平均寿命が延びたために女性の苦痛の訴えが多く聞かれるようになったのか、はたまた医師がやっと注目し始めたのか・・・。 何が原因なのかはわかりませんが、実感も踏まえて確かなのは、子宮内膜症は、内診や性交で痛みがある、生理痛がひどい(夜間救急に行かなければならないくらい、鎮痛剤を飲まなければ生理中の生活に支障がある等)などの、「痛い」病気で、死にはしないけどとても辛い病気でひどくなると、手術も必要になるということ。

しかし、私の様に回復手術していても、確定診断が困難なために、なかなか治療に結びつかず、多くの人が「単なる生理痛」で済まされていること、そしてそういうことが多くの病院でそう済まされていること。でもですね、診断がつこうがつくまいが、「痛い」んです。で、実際に井本先生が処方される内服薬(鎮痛剤ではない)で症状が和らいでいくんです。ひどくなって手術が必要になる前に、また生理中の生活の質の向上の為にも、これらの症状に思い当たる方は、受診をお勧めします。

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【解説】性交時に出血があった方です。子宮内膜症の方は、5人に1人の方は、月経時以外に不正子宮出血を起こすことがあり、この方はたまたまの性交と子宮からの不正出血が一致したわけです。性交により出血したわけではありません。

この方のように、性交痛、月経痛が強く、排便痛まであれば、問診だけでも、臨床的子宮内膜症と診断がつくと思うのですが、臨床的子宮内膜症があると思われるとの紹介状をもたせたにもかかわらず、総合病院では、術前の内診では何も言われず、「お腹を開けて筋腫をとる時に、内膜症がないかよくみてもらうように」と言っておいたので、そのように主治医に伝えたようですが、主治医から術後「内膜症はありませんでした」といわれると、このように」内膜症は治った!?と思うわけです。

小生はこのような方を何人も経験していますので、この患者さんには、手術をした病院で内膜症はなかったと言われた場合には、一度当院へ再診してくださいといってあったので、この方は半信半疑で再診されたわけです。30分前に総合病院で内診されても全く痛くなかったのに、私が内診すると以前と同じく痛みがあったので、やはり内膜症は治っていないことが分かり、適切な漢方薬とダイナゾール(少量)を当院で続け、今では大分痛みからは解放されていらっしゃいます。

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CASE8(I.Tさんの場合・27歳)


私は高校時代から、生理痛が強い方でした。痛みの強いときは保健室で寝たり、早退したりすることもありました。養護教員や母親からは10代を過ぎて大人になれば、治まるよと言われ、病的な痛みという自覚はありませんでした。

その後、県内の看護系の短大を卒業し、関東の大学病院で看護師として交代勤務をするようになりました。生理痛は相変わらず続いていました。特に1日目から2日目にかけては強い下腹部痛がありました。仕事にも支障をきたすので、病院で出してもらった強い鎮痛剤(内服や時には座薬)を痛みが強くなる前から予防的に飲むようになりました。1日目、2日目はほとんど途切れることなく4〜5時間おきに飲まないといられないような状況でしたが、鎮痛剤を飲みさえすれば仕事も出来たので、我慢していました。

その後、24歳の時に急性虫垂炎を起こし、手術を受けました。執刀した医師に「ダグラス窩(か)に、古い血液がけっこう沢山溜まっていたよ。一度、婦人科受診したら。」と言われ、近くの婦人科クリニックを受診しました。そこではエコー検査に行ったのみで、「出血は排卵に伴う卵巣からの出血だから問題ない。子宮や卵巣に異常はないし、子供を産めば治るよ。」と言われ、自分でもやはり病気ではないのだと、思い込んでいました。

25歳で結婚し、仕事も続けていましたが、やはり生理痛や、この頃には生理のとき以外にも不調を感じていました。それは以下のようなモノです。

・生理のときの下腹部の強い痛み
・生理時に血のカタマリが出る
・排便をするときに、下腹部に刺されるような痛みがある。(便意を感じたときの痛みとは違う、便が通過するときだけ痛む)
・生理の1〜2日前から下腹部、腰の痛みがある。
・生理ではないとき、下腹部にチクチクした痛みが走る。(10秒くらいで治まる。)
・性交時、角度によって痛い場所がある。

27歳で、家庭の事情で仕事を辞め、富山にUターンしました。そして、それまで病院でもらっていた鎮痛剤がなくなったので、何年か振りに鎮痛剤を飲まずに生理を迎えると、夜も眠れないほどの痛みが襲ってきました。ほとんど動けずに吐き気まで催し、「前はこんなに痛みが強かったっけ?こんな痛みは普通じゃない。」と思い、初めて井本先生のもとを、訪れました。そして、漢方薬を内服し、不妊の検査、治療をしていただいています。

私は、恥ずかしい話ですが看護師でありながら仕事に追われ、自分の体のことを振り返ることをしていませんでした。勉強不足だった上さらに痛みがあったのに、鎮痛剤でごまかしていたので、なおさら気づくのが遅れたのだと思います。もう少し早く気づいていたら、早く治療して痛みから解放され、今頃は子供も授かっていたかもしれないと思うと、悔しい思いでいっぱいです。

看護師である私でさえ、これまで子宮内膜症については全然知識がなく、気づくことが出来ませんでした。一般の方なら、なおさらではないでしょうか。生理痛は周囲の人は病気とは思ってくれません。こんな我慢しているのに、「甘えているんじゃないか。」と家族にまでこころない言葉を言われたこともあります。

それでなおさら言いにくくなるし、我慢してしまうのです。痛みを感じておられる方は、どうぞ自分勝手に大丈夫だと判断するのではなく、一度受診された方が良いと思います。(私が最初に言ったような産婦人科医師もいるので注意が必要ですが。)また、私も含めてですが、周囲の無責任な情報に惑わされることのないように注意して頂きたいと思います。

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【解説】yahoo!から、「井本産婦人科」と検索して、月経痛と、不妊症を主訴として外来を受診された方です。看護師をしていらっしゃる方で、3年前、関東の大学病院で、急性虫垂炎とのことで開腹手術を受け、古い血液が溜まっていたにも関わらず、子宮内膜症の診断がついていません。また、近所の産婦人科でも、俳便通を含む全ての内膜症の症状が揃っているにもかかわらず、診断されていません。

現在、治療を開始して3ヶ月しか経っていませんので、まだ妊娠には至っていませんが、当院で漢方薬と、排卵剤の投薬による治療により、内膜症の症状は少しずつ改善されてきているようです。 看護師として、そして、一人の女性の立場から、患者さんの気持ちに立って考え、こころよくご自身が体験された経緯を書いて下さいました。どうもありがとうございました。

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CASE9(S・Kさんの場合・29歳)


1年前から、下腹部(おへその下の部分)が痛くなり、A医院に行きました。内視鏡やエコーなどで診てもらいましたが、「綺麗な子宮をしています。問題ありません。」と言われ何か注射を打たれました。何週間後か、また痛くなり、診察を受けましたが、結局前回と同じ検査をされて、異常なしと言われました。

半年後も相変わらず下腹部が痛く、B医院に行きました。初診のメモに記入している時、看護師さんが話を聞きにきて、下腹部の事を話すと「それは排卵痛だと思うよ。排卵痛は排卵がある証拠だから喜ぶべき痛みなんだよ!」と言われました。その後、その医院の先生に内視鏡検査、血液検査、子宮ガン検査、性病検査(自己申告)をしてもらいました。

1週間後、検査結果でクラミジア陽性と診断されました。1週間薬を飲みクラミジアも治りましたが、それでも排卵日以外でも下腹部が痛むと言ったのですが、また内視鏡と血液検査をされて結局また排卵痛ですと言われ、何の説明もなく、診察は終わりました。

その後も下腹部の痛みは変わらず、C病院の産婦人科に行きました。内視鏡、性病検査をされ、再び陽性と診断されました。大きい病院ですべて診てもらおうと思ったのですが、仕事上、土曜しか通えなく、第2、第4の午前中しか診察していないので、通えませんでした。

そして、井本産婦人科で、初めて下腹痛の原因が子宮内膜症と診断されました。

最初に行った病院から約1年以上過ぎて下腹部痛も頻繁になり、子宮の方もズキズキする程になっていましたが、いまは、お腹が殆ど痛くなくなりました。もっと早くわかっていれば・・・・・・。

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【解説】他院でクラミジア症の治療をして、クラミジア症は治っているのですが、その後、下腹痛が続き困っている方は多いものです。この方は、クラミジアに2度かかり、2度目のクラミジア症は、当院で治療を終えて、その後子宮内膜症の治療をして、現在は殆ど下腹痛もなくなっています。つまり、下腹痛の原因は、クラミジア症ではなく、元々、子宮内膜症であったのではないかと私は考えます。

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CASE10(M・Mさんの場合)


振り返ってみると、私の生理は、40歳を過ぎてから出血量の多い辛いものでした。私だけのモノと諦めていました。43歳の時不正出血があり、K病院産婦人科のA先生の診察を受けました。この時は子宮の入口に親指の先程のポリープがあり、良性との事でした。当日、切除しガン検査もしました。経過は良好でした。ガン検査の結果は陰性でした。しかし46歳の時、肛門からの下血があり、同時にすぐ生理が始まりました。下血というのはショックでしたが、数ヶ月経過をみていると、生理中に必ず肛門から下血があることがわかりました。

腸と子宮が、どういう関係なのかを何度も考えました。ただ、救われることが一つだけ、生理と生理の間出血がとまり、下血も無いことでした。専門の先生に診てもらうのがよいのですが、生理的なモノと考え私自身の判断で、閉経を待つことにしました。

ところが、わたしはアレルギー体質です。27歳の時、生理痛の辛い時だけ常用する薬を、いつもの様に飲んでいたところ、胸の動悸があり、翌日からは顔面が変わってしまい、体全体に異様なモノが沢山出ました。内科での治療は2時間の点滴を2〜3日受けたと思います。この時以来、鎮痛剤を全て止めました。もう一つの症状として、40歳の頃に目の中、耳の中、お腹の膨満感がある、体全体に及ぶ、原因不明のアレルギーが出ました。

私は、下血が解かったときから、50歳頃の生理においての辛さはとても言葉になりません。出血が始まる日は胸のしめつけ感が時々あり、内科で心電図を撮ってみたこともありましたが、異常はなく、自律神経失調と診断されました。すでに日常生活に影響を受けることがあり、下腹が重く苦しく動けない痛みを我慢する日も多く、これを更年期障害というのなら、あまりに辛いと感じました。精神的にも身体的にも、苦しい時期でした。

いよいよ、50歳になった時、異常と感じながらも出血の終わりは近いと言い聞かせ、前向きに生活することにしました。

2003年2月、53歳の時、青天の霹靂の如く大量の不正出血をしました。このとき、婦人科の井本先生から、子宮内膜症と診断され、私の病気を初めて知ることになりました。先生の説明によると、月経時、お腹が痛いのは子宮内膜症により、月経の量が多いのは子宮内膜症が子宮の筋肉の中に出来た子宮腺筋症によること、また、月経時、排便後に肛門より褐色の汁状下血の原因は、大腸の内膜症によるということでした。

何年間も放置していたのは、なんであったか解かりません。なぜK病院の産婦人科は診断がつかなかったのでしょうか・・・。2003年2月、53歳の時の、ものすごい量の出血(子宮からの)の日から、井本先生の所で処置を受け以降、子宮内膜症の薬物治療を続けました。そして、不定期な出血が続いていたのも今は止まっています。また、月経の時のお腹の痛みもほとんど消えました、そして月経時の肛門からの汁のような下血も今はなくなりました。今は閉経の来ることで心待ちにしています。

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【解説】普通によくみられる子宮内膜症と子宮腺筋症だけではなくて、更にその上に非常に珍しい大腸の子宮内膜症を合併した方です。膀胱に子宮内膜症がある為に、常に膀胱部の違和感があり、泌尿器科を受診しても膀胱炎ではないと言われ、精神的なものだと言われ、悩んでおられる方もいらっしゃいます。月経前後に、肛門から褐色の汁の様なものが出たり、膀胱部に膀胱炎症状が出る方は、1度、当院を受診されたらいかがでしょうか。

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